ノーベル平和賞受賞 日本原水爆被害者団体協議会 会見 2024.12.24

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  • Опубликовано: 4 фев 2025
  • ノーベル平和賞の授賞式から2週間。日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の田中熙巳(たなか・てるみ)代表委員、児玉三智子事務局次長、濱住治郎事務局次長が会見に臨み、スピーチに込めた思いや現地でのエピソードを明かした。来年は広島・長崎の被爆、終戦から80年の節目となる。田中さんは「核のタブーが崩されないような大運動をやらないといけない」と意気込みを語った。7歳のときに広島で被爆し、学校などで被爆体験を伝える活動を続けてきた児玉さんは「若い人たちの受け止め方が変わってきたように感じている。自分のこととしてとらえられるようになってきた。皆さんにそういう風になってもらいたい。本当の意味での核被害を世界のすみずみまで伝えていきたい」。濱住さんは「今回の受賞を糧に活動を広げていきたい」と述べた。
    授賞式のスピーチで田中さんは「もう一度繰り返します」と述べ、原爆の被害者に対する償いを日本政府がしていないと強調した。原稿になかった言葉を盛り込んだ真意について、「この問題は日本政府だけの問題ではない。民主主義という国家は、国民と国との間に対等な関係があるはず。国の立場から国民は犠牲を受忍、我慢しなくてはいけないというのは間違っている。その間違いが世界にはびこっているという思いがぱっと頭に浮かんだ」と説明。また今年ノーベル平和賞を受賞するに至った理由について、ノーベル委員会のフリードネス委員長から当初は(被団協への平和賞授与を)来年にしようと思っていたが、議論の中で(戦後80年となる)来年、世界の運動を大きくしてもらうために、今年授与することを決めたと伝えられたことを明かした。
    司会 佐藤千矢子 日本記者クラブ企画委員(毎日新聞社)

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